2009年5月17日 (日)

はじめてのリモートデスクトップ接続 PART1

●1.ホストとゲスト

Windowsには標準で「リモートデスクトップ接続」という機能が用意されています。これは、あるコンピュータから別のコンピュータにログインして、自由に操作できる機能です。要するに、コンピュータを遠隔操作する機能です。

下の画面は、Windows Vistaから別のPCのWndows Vistaにリモートデスクトップ接続しているところです。ウィンドウ内には、接続先のデスクトップが表示されています。

▼リモートデスクトップの例
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したがって、リモートデスクトップ接続では、接続するPCと接続されるPCの2台のPCが必要です。接続するPCを「ゲスト」、接続されるPCを「ホスト」と呼びます。そして、Windowsの種類によって、次のような違いがあります。

◆ホスト/ゲストの両方になれる
・Windows XP Professional Edition
・Windows Vista Business
・Windows Vista Ultimate

◆ゲストにだけなれる(ホストにはなれない)
・Windows XP Home Edition
・Windows Vista Home Premium
・Windows Vista Home Basic

●2.LANでの接続とインターネットからの接続

リモートデスクトップ接続で2台のPCを接続する形態には、大別して次の2つがあります。

  • 方法1:LAN内にある2台のPCの接続
  • 方法2:インターネットを介した接続

方法1のLAN内にある2台のPCを接続する方が簡単です。基本的には、接続するPC(ゲスト)でリモートデスクトップ接続のソフトを起動し、相手のコンピュータ(ホスト)のコンピュータ名(ネットワーク上に見えている相手のコンピュータの名前)またはIPアドレス(LAN内なので192.168.x.xなどのアドレス)を指定するだけです。

もう1つのインターネットを介した接続は、ちょっと面倒です。その理由と具体的な接続方法は、「はじめてのリモートデスクトップ接続 PART2」で説明します。

●3.接続されるPC(ホスト)の設定

リモートデスクトップ接続の2つの方法を説明する前に、接続されるPC(ホスト)での設定をまとめておきます。これは、LAN内にある2台のPCを接続する場合も、インターネットを介して接続する場合も、どちらにも必要な設定です。

必要な作業は、「リモートデスクトップ接続の許可」と「ファイアウォールでのリモートデスクトップの例外指定」の2つです。以下では、VistaとXPそれぞれの手順を示しておきます。

◆3.1リモートデスクトップ接続の許可

まず、Windowsでリモートデスクトップ接続を許可します。

<Windows Vistaでの設定>

▼コントロールパネルの[システムのメンテナンス]をクリックし、[リモートアクセスの許可]をクリックします。
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▼表示された[システムのプロパティ]ダイアログボックスの[リモート]タブで、[リモートデスクトップを実行しているコンピュータからの接続を強化する]または[ネットワークレベル認証でリモートデスクトップを実行しているコンピュータからのみ接続を許可する]を指定して[OK]ボタンをクリックします。[ネットワークレベル認証~]の方が安全性は高いのですが、相手がVista以上である必要がありますので、とりあえずは[リモートデスクトップを実行している~]を指定するのがよいと思います。
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<Windows XPでの設定>

▼スタートメニューを開いたら、[マイコンピュータ]を右クリックして[プロパティ]をクリックします。
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▼[システムのプロパティ]ダイアログボックスが開いたら、[リモート]タブで[このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する]をチェックして[OK]ボタンをクリックします。
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◆3.2ファイアウォールでのリモートデスクトップの例外指定

次にファイアウォールで、リモートデスクトップ接続の通信がブロックされないよう、リモートデスクトップ接続を例外のプログラムとして指定します。以下は、Windows標準のファイアウォールの設定ですが、セキュリティソフト等に付いているファイアウォールを利用している場合は、そちらで同様の設定をする必要があります。

なお、ファイアウォールによっては、プログラムが通信を行う際に仕様する窓にあたる「ポート」を空ける必要があるかもしれません。リモートデスクトップ接続では、標準でTCPの3389番を使うので、例外指定をしてもうまくいかない場合は、TCPの3389番ポートを空けることも試してみてください。

<Windows Vistaでの設定>

▼コントロールパネルの[Windows ファイアウォールによるプログラムの許可]をクリックします。
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▼[Windowsファイアウォールの設定]ダイアログボックスの[例外]タブで、[リモートデスクトップ]をチェックして[OK]ボタンをクリックします。
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<Windows XPでの設定>

▼コントロールパネルの[セキュリティセンター]をクリックしてセキュリティセンターを起動したら、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
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▼[Windowsファイアウォール]ダイアログボックスの[例外]タブで[リモートデスクトップ]をチェックして[OK]ボタンをクリックします。
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●4.LAN環境でのリモートデスクトップ接続の実際

ここまでの準備が整ったら、いよいよリモートデスクトップ接続します。LAN内にある2台のPCの電源を入れ、利用できる状態にしたら、ゲストからホストにリモートデスクトップ接続します。

なお、その前に、ホスト(接続される側)のIPアドレスを確認しておいてください。IPアドレスは、アクセサリにあるコマンドプロンプトを起動し、半角で「ipconfig」と入力して[Enter]キーを押せば表示されます。

以下は、ゲストのPCからリモートデスクトップする様子を示すテクニカルムービーです。

テクニカルムービー:リモートデスクトップでLAN内の他のPCに接続する

なお、起動したリモートデスクトップ接続の[オプション]ボタンをクリックすると、ダイアログボックスが拡張して、いくつかの設定ができます。[全般]タブで[資格情報を保存できるようにする]チェックボックスをオンにしておくと、ユーザー名とパスワードを毎回入力する手間が不要になります。その他にも、画面サイズや色も設定できるので、いろいろ試してみてください。

▼[リモートデスクトップ接続]ダイアログボックスでは、[オプション]ボタンでダイアログボックスが拡張できる。
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